これは貴重な歴史的チャンスであり、両大国の関係改善に役立つ絶好の機会だ。胡錦濤国家主席とオバマ米大統領は両国関係を強化する意向を共に表明している。中米両国にとって両国関係の強化は両国のみならず、世界各国の利益に合致する。
「藍庁フォーラム」は非常に良い取り組みで、大きな成功を収めた。第1回フォーラムには私も出席し、このフォーラムがメディア、各国使節、学界の交流の場であることに気がついた。中国の崔天凱外交副部長は中米関係の問題における中国側の姿勢を出席者に説明した。これによって皆が、正しいチャンネルから正しい情報や観点を得ることができた。「藍庁フォーラム」を通じて、中国外交部は外の世界に友好的なメッセージ、平和のメッセージ、および地域の繁栄・安定・協力・共栄にプラスとなるメッセージを伝えた。現在、全世界がこの地域に高い関心を寄せている。地域協力の過程で中国が積極的かつ重要な役割を果たしたことに疑問の余地はない。崔副部長が述べたように、まさにこうした積極的な役割によってこの地域は生気と活気に満ちた地域となり、他の国々も利益を得ることができたのだ。
----ラベイシ・駐中国アルジェリア大使
韓国メディアは中米関係に非常に注目している。中米関係は朝鮮半島情勢や韓国の国益に直接的な影響をおよぼすからだ。最近私は中米関係史に関する陶文ジャオ先生の本を読んでいて、実は中米関係には非常に長い歴史があることに気がついた。米国は1940年代以降、世界のトップとしての地位をずっと維持してきた。21世紀に入り、米国は中国の台頭を感じ始めた。今年は21世紀の第2の10年間が始まる年であり、重大な意義を持つ。昨年われわれは、中国を封じ込めたり、牽制しようとする米国のメンタリティーを直接感じた。このような状況は変化するのだろうか?中米関係は昨年いくらか緊張していたとすると、今年は緩和に向かうのだろうか?われわれはこの点に非常に注目している。今回の胡主席の訪米によって中米関係に調整があるか、特に朝鮮半島政策において調整があるかどうかに、私は非常に注目している、いや、最も注目している問題だ。われわれはもちろん、より調和のとれた中米関係を臨んでいる。中米が常に喧嘩していては、隣人達の暮らしも良くならないし、安らがない。
----張世政・韓国紙「中央日報」北京駐在記者
われわれは中米関係の良好な発展を望んでいる。中国と米国は共に大国であり、両国関係は他の国々に影響を与えないわけにはいかないからだ。胡主席の今回の訪米によって、中米関係の安定した健全な発展が促されることを希望する。
----レブトゥスキー・在中国ロシア大使館参事官
「人民網日本語版」2011年1月19日