2010年 中国人民解放軍軍事演習の五大特徴

2010年 中国人民解放軍軍事演習の五大特徴。 当今、情報システムの体系的作戦能力がすでに戦闘力の基本形態となっていることから、解放軍の情報化整備と軍事演習の重点も、体系的作戦能力の向上へと移り始めた。例えば軍事演習「使命行動―2010」においては、北京軍区の航空兵のある連隊のパイロットが東北地方まで飛行機を操縦して区域を越えた機動的な演習に参加、半年の間に連続飛行は延べ70機に達した…

タグ: 軍事演習 中国人民解放軍

発信時間: 2011-01-20 14:12:20 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

演習は軍事訓練の転変を観察する一つの窓である。2010年、解放軍であれその他の国の軍隊であれ、様々な形の軍事演習がかなり頻繁に実施された。こうした演習を通して、どんな新しい特徴を見いだすことができるだろうか。

◆解放軍の軍事演習は戦闘力の検証が目的

演習はすでに解放軍の常態化した一種の訓練方法となっており、演習を行うことで、実戦及び非戦争行為における戦闘力を検証する。解放軍が10年に実施した軍事演習では、以下のいくつかの新しい特徴が見てとれる。

第1は、全体系的な対抗が解放軍の軍事演習では常態となっていることだ。

当今、情報システムの体系的作戦能力がすでに戦闘力の基本形態となっていることから、解放軍の情報化整備と軍事演習の重点も、体系的作戦能力の向上へと移り始めた。例えば軍事演習「使命行動―2010」においては、北京軍区の航空兵のある連隊のパイロットが東北地方まで飛行機を操縦して区域を越えた機動的な演習に参加、半年の間に連続飛行は延べ70機に達した。この演習では、空軍が陸軍に協力した作戦が終始一貫され、一体化された指揮系統の下で、陸軍兵力の輸送、空中回廊の開拓、空中援護などの任務が頻繁に実行された。演習では不案内な空港、不案内な空域に飛行したが、一度も予備演習はなく、情報部の指令に完全に基づいて、飛行してすぐさま参加したことは、わが軍の情報システムに基づく体系的作戦能力が向上したことを反映している。同時に、ゴビ砂漠から高冷の山地、東方の密林から嶺南の丘陵、1万メートルの高空から遠海の大洋に至るまで、わが軍の合同訓練は各兵種が参加し、情報が主導して合同作戦を実施したことがその特徴となっている。

演習「使命行動―2010C」参加の成都軍区部隊、黄河を強行渡河

 

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