アメリカ、イギリス、フランス、ロシア、中国、ドイツの6カ国とイランは、21日にトルコの最大都市であるイスタンブールで新たな交渉を始め、イラン核問題を解決する実質的なルートを探っている。
この交渉に出席する中国の呉海竜外相補佐官は会談に先立ち、「もし、関係方面がいずれも一定の柔軟性を示すことが出来れば、今回の交渉は一定の成果を挙げるだろう」と述べた。
また、核問題交渉担当のイランのジャリリ首席代表は20日、「イランは積極的な態度で今回の対話に参加する。もし、各方面も今回の交渉に賢明かつ積極的な態度で臨むならば、交渉は必ず、好ましい成果を挙げるだろう」と述べた。
そして、アメリカ国務省のマーク・トナー報道官は「アメリカは今回の交渉は、イランの核計画についての中心的問題を解決する意義のある実際的なプロセスのスタートとなることを希望している」と述べ、イランが確実な措置をとり、国際的な義務を履行し、核計画に対する国際社会の憂慮をなくすよう促した。
「中国国際放送局 日本語版」より 2011年1月23日