ロサンゼルス・タイムズの電子版は20日、日米合同演習で、日本西部の歩兵団が米ペンドルトン兵営に対して攻撃をしかけたと伝えた。
日本の自衛隊隊員約200人と米海兵隊は1カ月の合同訓練の「最終テスト」で、共通の敵に対して2方面から攻撃をしかける。
海兵隊第11遠征軍のマイケル・ハドソン指揮官は「互いに指導し合い、学び合いたい」と語った。
日本が自衛隊を訓練に派遣したのは初めてのことではないが、今年はより規模が拡大し、戦闘力も強まり、初めて戦車が動員された。
民主党の長島昭久衆議院議員は、日本の新たな防衛政策として「動態的な防衛力」という新概念を打ち出した。
自衛隊は「機動性、即応性」を重視すると指摘、これは海兵隊に長けた技能だ。また、「米海兵隊とさらに多くの訓練を行うかもしれない」と語った。
今回の演習に日本はトヨタのトラックとハマーを動員、米海兵隊は戦車と回転翼航空機を提供している。将校らは毎朝二カ国語の簡単な報告を受けるのだという。
自衛隊はサンクレメンテ島で実弾訓練に参加するとともに、米ペンドルトン兵営で「歩兵侵入式訓練」を行っている。そこには役に扮した人と模擬即席爆発装置を仕掛けた人工的に建てられたアフガニスタンの村がある。
3月初めの最終テストは1週間の艦内演習で、両国軍は海兵隊が第二次世界大戦で上陸訓練を行ったあの海岸から上陸する。
ハドソン氏によると、日本が本国の島嶼に素早く上陸し、攻撃を撃退する防衛圏を構築する必要がある場合、この訓練は非常に役に立つという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年2月23日