ロシア外務省は24日「南クリル諸島(日本名:北方四島)に対するロシアの主権は完全に合法的で、疑う余地はない」との声明を発表した。
ロシア外務省のウェブサイトに掲載された声明は「日本の枝野幸男官房長官と前原誠司外相が国会で、南クリル諸島が法的根拠のないままロシアに支配されていると述べたことに注目している。ロシアはこの地域に対して全ての法的権利を有している。これは第二次世界大戦の結果を踏まえたもので、かつヤルタ協定やポツダム宣言などの国際的な法的文書によって確認されている」としている。
ロシア外務省情報局のルカシェビッチ局長は24日「ロ日の領土係争に米国が介入しようとするのは全く許し難い。米側のこうした動きは2国間問題の解決に役立たない」と表明した。
「人民網日本語版」2011年2月25日