資料写真:ヨーロッパの戦闘機
中国やロシアとの新型ステルス戦闘機に追いつくため、日本は新型戦闘機の購入準備を積極的に進め、第5世代機の穴を埋めようとしている。台湾紙「中国郵報」は23日、米国の戦闘機と販売合戦を繰り広げるべく、欧州の軍需メーカーが熱心にユーロファイター・タイフーンの売込みをかけている。
米戦闘機は日本の一番のお気に入りだが、欧州の戦闘機を前に日本は少し気持ちが揺らいでいる。しかも、戦闘機自体の問題や技術制限が米戦闘機購入にマイナスイメージを与えている。日米が協議に合意すれば、戦闘機の価格は100億ドルを上回ると予想されている。日本が欧州の戦闘機を選んだ場合、欧州と日本は日米の今後の防空協力関係をコピーすることになる。
日本は新型戦闘機40~50機を購入する予定だ。日本の好評を得ようと、各団体は熱心に売り込みをかけている。ただ、日本と米国は緊密な軍事関係にあることから、F-35とF/A-18が欧州の戦闘機の最大のライバルになるだろう。今のところ米戦闘機がかなり有利な状況にあるとアナリストは分析する。実は日本は米国からF22を購入したかったが、米国から断られた経緯がある。また、生産延期や費用超過もF35に影を落としている。そのため「タイフーン」の製造メーカー欧州航空宇宙防衛会社(EADS)にもチャンスはある。欧州は「タイフーン」は「一番だ」「最新の空対空作戦能力を備えている」と積極的に日本にピーアール。