評論:私たちは日本を、世界は私たちを見ている

評論:私たちは日本を、世界は私たちを見ている。 だれも歴史を一つの側に捨てさることはできず、いかに歴史と現実の関係を処理するかが、すべての人の必修課目である…

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発信時間: 2011-03-15 16:35:24 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

「橋の上に立って風景を見てほしい、風景を見た人は建物の上であなたを見ている」。このとき、私たちは隣国を、隣国は私たちを、世界も私たちを見ているのだ。

どんな姿で世界の前に現れるべきか。これは復興に向かっている民族が一貫して回避できない問題でもある。その姿は一種の複合体であり、一言では言いつくせないものの、その姿には必ず素朴な情感が内包され、必ず生命を見守るものがいる。他者の災難に友愛の手を差しのべれば、だれもあなたを敵視することはなく、逆にあなたを高く評価するだろう。リンカーンはこう語った。「一つの民族が他の民族に対し長期にわたり仇と恨み、あるいは崇拝の気持ちを抱くことは、一種の弱国の心理である。こうした心理を超越し、とくに災難を前にして一種の前向きな心理をもって他者に対することは、一つの民族の成熟さを体現している」と。地震と津波が発生したばかりで、死傷者数もまだはっきりしていなかったが、あるメディアは経済への影響の問題を議論する番組を中断した。あの灯したろうそく、顔を流れた落ちた涙は、生命への尊重であり、私たちに、世界にも一種の自信のある成熟さと美しさを見せてくれた。

だれも歴史を一つの側に捨てさることはできず、いかに歴史と現実の関係を処理するかが、すべての人の必修課目である。「戦争が起きれば、銃を抱いていちばん先を突き進むだろう。救済に赴けば、担架を担いでいちばん先を走るだろう」。こうした言葉が好きである。ネット上の友人が言うように、「これが私の心にある真の男である」。これも、私の心にある中国人である。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年3月15日

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