日本の大地震は間違いなくこの世の悲劇だ。菅直人首相は「国難」と直接的に表現している。日本社会各界は衝撃の中、震災との戦い、被災者の救援に全力であたっている。今回の大地震は災難と人命の損失だけでなく、政治、経済、さらには外交など日本の各面に甚大な衝撃と影響をもたらした。「京華時報」が伝えた。
地震発生時、菅首相は参議院で予算問題について野党と舌戦を繰り広げていた。予算問題は本来、菅内閣を倒す最後の一押しとなる可能性が高かった。だが自然界の大地震によって、政界の「激震」は回避された。政界の情勢は地震によって一変したのだ。
地震から間もなく、日本の与野党は被災者の救援を最優先させる協力姿勢を直ちに表明。菅首相は退陣の危機をしばらくまぬがれた。多くのアナリストは、菅首相にとって今回の大地震は試練であると共にチャンスをもたらしたと指摘。政府の震災への対応が、政権の延命にとって決定的な要素になるとしている。
「人民網日本語版」2011年3月18日