ドイツの記者で政治問題顧問のChristoph Horstel氏が取材に答えた際に、NATOのリビア空襲の中で劣化ウラン兵器を使用したと述べた。ロシア通信社ノーボスチが30日に伝えた。
Horstel氏は「米国は劣化ウラン弾しか持っていない。彼らは当然様々な武器を持っている。しかし戦車の装甲や、地面を走行中の戦車などを攻撃する場合は主に劣化ウラン弾を使用する」と述べている。
氏によると、一部メディアの報道に基づけば、リビア空襲で使用された爆弾は2トン近くにのぼる。高温下でウランは蒸気に変わる。「ウランの蒸気には毒性があり、ガンを引き起こす可能性がある。ウランの蒸気が含む微粒子を阻むことができるマスクは世界に一つも存在しない。こうした微粒子はナノ単位で計算される。」
氏は「汚染された人は正常な生育ができなくなる」と述べている。氏はまたウェブサイト上で停戦とこうした武器の使用禁止を呼びかけている。
「人民網日本語版」2011年3月31日