中国のインターネットに掲載された輸送ヘリコプター「Z-8」(昌河飛機工業が開発)。(ソース:東方網)
ロシアの軍事情報サイト「Russian Military News」は8日、輸送ヘリコプター「Z-8」の写真が中国のインターネット上に掲載されたと伝えた。レーダー探知とコントロールシステムの外部アンテナを搭載している可能性があるとし、ロシアから輸入した早期警戒ヘリコプター「Ka-31」をベースにヘリを開発しているといううわさには根拠があったようだと解説した。
この早期警戒ヘリコプター、Z-8AEWは中国初の航空母艦に配備されるものとみられる。公開された写真を見ると、レーダーアンテナは合成開口を使用、貨物庫の後ろに折り畳んで保管され、必要な時に設置するタイプのもので、360度回転して探知することができる。一方、システムのほうは、フランスが輸送ヘリコプター「シュペルピューマMk2」に搭載している早期警戒システム「ホライズン」に似ているという。
同サイトは、これはロシアにとって非常に重大なニュースだと伝え、国産の早期警戒ヘリコプターが生産できるようになったとすれば、中国は今後、ロシアから「Ka-31」を調達しなくなる可能性があるとした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年4月11日