胡錦涛国家主席は14日、ボアオ・アジア・フォーラム理事長らと海南省三亜市で面会した。
胡主席はフォーラムの昨年の順調な活動を称賛。「フォーラムは今年で設立10周年を迎える。過去10年間にフォーラムは世界的に重要な影響力を持つ経済フォーラムの1つへと徐々に発展し、地域経済協力の促進、アジアと世界の他の地域との対話・協力の強化に積極的な役割を果たした」と指摘した。
また「今年のフォーラムのテーマを『あまねく広がる発展:共通のアジェンダと新たな試練』と定めたことは先見の明に富む。これについてフォーラムが幅広い交流、踏み込んだ討議を行い、あまねく広がる発展と持続可能な発展の実現に向けた提言を示すことを希望する」と指摘。
さらに「中国は一貫してフォーラムの発展を強く重視し、その建設を全力で支持し、その活動に積極的に参与している。中国はフォーラムの発展と成果に喜んでいる。アジアの発展に関心を持つ各国と共に引き続きフォーラムの発展を支持し、アジア・世界経済の発展促進に貢献していきたい」と強調した。
ボアオ・アジア・フォーラム理事長を務める日本の福田康夫元首相はフォーラムを代表して中国の力強い支持と協力に心から感謝。「フォーラムは明日開幕し、胡錦濤国家主席が開幕式で基調演説を行う。理事会メンバーは今年のフォーラムの成功および今後の発展のために全力で努力する考えだ」と表明した。
「人民網日本語版」2011年4月15日