米空母による実のない日本救援活動

米空母による実のない日本救援活動。 空母艦隊の「救援活動」には、日本政府が無条件で艦隊20数隻の兵士2万名に対し、2億ドル以上にのぼる砲弾以外のあらゆる補給を3カ月間行うことが必要で、それが、米国の「核中取栗(危険の中から利益を得る)」の真髄である…

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発信時間: 2011-04-14 11:14:09 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

香港紙『文匯報』8日掲載の論評によれば、空母は他人に攻撃をしかけるものであり、そのミサイルや爆弾を満載した空母と、攻撃することしか知らない兵士による「救援活動」は、いわば患者の手術を銃剣で行うようなもので、全く実質的でないという。

以下、論評の抜粋:

3月11日、日本では大きな地震が発生し、津波や原発事故を引き起こし、深刻な被害をもたらした。地震発生の当日、米国のオバマ大統領は、すぐに「ジョージ・ワシントン」と「ロナルド・レーガン」の2つの原子力空母を日本に派遣して救援活動を行うとし、「一群はすでに日本入り」し、もう一群は「日本へ向かう途中」であることを表明した。空母とは、相手を攻撃するものであり、ミサイルや爆弾を満載した空母と、攻撃することしか知らない兵士による「救援活動」は、いわば患者の手術を銃剣で行うようなもので、全く実質的でない。

空母艦隊の「救援活動」には、日本政府が無条件で艦隊20数隻の兵士2万名に対し、2億ドル以上にのぼる砲弾以外のあらゆる補給を3カ月間行うことが必要で、それが、米国の「核中取栗(危険の中から利益を得る)」の真髄である。

「一群はすでに日本入り」し、もう一群は「日本へ向かう途中」ということは、空母の最初の予定は救援活動ではなく、何か他の軍事的任務を担っていたことを意味する。「救援活動」とは、日本の震災を受け、臨時的に名前を変更したに過ぎない。更にオバマ大統領は、日本の提示するいかなる要請にも「力を貸し」、海軍と空軍を含む力を総動員し、全力で日本の救援活動を支援すると表明した。しかし実際には、オバマ氏はその就任以来、ずっと日本を利用して利益を得ようとしている。地震発生後、最も緊急に必要なことは、崩壊したビルの中から生存者を救い出すことであり、「海軍と空軍による救援活動支援」ではないのだ。 

「ロナルド・レーガン」号空母戦闘群は、空母1隻、防空型巡洋艦ないし駆逐艦3隻、対潜哨戒駆護艦3隻、攻撃型原子力潜水艦2隻、補給艦2隻から成り、合計11隻の艦隊である。その空母最大の特徴は、艦載戦闘機で、F-14戦闘機を24機、F/A-18戦闘機を24機、ホークアイレーダー哨戒機を4機、電子攻撃戦闘機を4機、対潜哨戒機を6機、そして対潜ヘリコプター飛行隊などを搭載しており、機体総数は100機を数え、戦闘や哨戒を24時間休みなしで行うことができる。このタイプの空母は、設計の際、特に遠距離捜索、哨戒及び攻撃能力が重視されたが、唯一「震災後の救援」だけは、そこに含まれていなかった。

原発事故が「救援活動」艦の航路を変更

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