米空母「ロナルド・ レーガン」からヘリコプターに救援物資を運ぶ米軍(14日)
韓国政府当局は14日、米軍空母が日本で救援・復興活動に参加しているため、米韓合同の海上軍事演習の規模縮小を検討していることを明らかにした。
原子力空母、「ロナルド・レーガン」は今月13日、日本東北部海岸に到着。同地域は地震と津波で1万人を超える死傷者が出る可能性があることから、現在、救援活動にあたっている。そのため韓国との海上軍事演習の規模を縮小すべきかどうか米当局は検討中だという。米軍の報道官はソウルで、救援活動がいつ終了するかめどが立っておらず、数週間続く可能性があるとしている。
ロナルド・レーガンが参加するはずだった年次海上軍事演習は「キー・リゾルブ(Key Resolve)」および「フォウル・イーグル(Foal Eagle)」で、もともと2月28日に行われる予定だった。
朝鮮はこの年次合同軍事演習が朝鮮に侵入するための演習だと非難するとともに、韓国側が何らかの軍事挑発に出た場合、ソウルは火の海になると威嚇している。
事前の報道では、ロナルド・レーガン、ミサイル巡洋艦1隻、駆逐艦1隻が今月16日に行われる合同軍事演習に参加すると伝えられていた。韓国国防省は、空母が参加しなくても、韓国軍は演習を行うと発表。「空母が軍事演習に参加できるかはまだわかっていないが、韓国側は計画通りに演習を行う」と報道官は述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年3月16日