米メディアは8日、今月の米軍によるビンラディン暗殺で「秘密兵器」のステルスヘリコプターが重要な役割を果たしたと報じた。このヘリはこれまで暴かれたことがなく、米軍の最高機密と見なされている。
レーダー回避技術を採用し、飛行時の音や熱を抑える装置も備えているため、今回同ヘリ2機はパキスタン軍に発見されないままビンラディンの住居にこっそりと「潜入」することができた。襲撃過程で地面に衝突した1機は隊員が任務完了後に爆破したが、後部は無傷で残った。ステルスヘリが特別行動に使用されたのは今回が初めてと見られる。米特殊部隊シールズの元隊員、ホフマン氏は「発見されないまま目標地点に進入することが行動成功の鍵を握る」と指摘する。だがホフマン氏によると同機は完全な「消音」ではない。当日、多くの住民がヘリの音が聞こえたとツイッターで報告していたからだ。米軍側は同ヘリに関するいかなる質問にも答えられないとしている。ヘリの残骸はパキスタン側がすでに回収した。
「人民網日本語版」2011年5月9日