中国が原子力発電所の総合的安全検査実施 安全計画の策定にも着手

中国が原子力発電所の総合的安全検査実施 安全計画の策定にも着手。

タグ: 環境保護部,福島原子力発電所,放射能漏れ事故

発信時間: 2011-06-04 13:16:14 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国環境保護部の李干傑副部長は3日、国務院報道弁公室が開いた記者会見の席で、中国は福島原子力発電所の放射能漏れ事故を教訓にして、原発の建設と運転に関する安全基準を見直し、原子力施設に対する総合的安全検査と原子力安全計画の策定を進めているところだと述べた。

李副部長は次のように表明した。福島原発の事故は、自然災害に対する人類の認識の限界を示すものだ。原発事故は非常に深刻な結果を招くめ、防護措置基準、特に極端な自然災害に対する基準を引き上げる必要がある。これらの基準の制定したあとは、全面的かつ効果的に実行に移す必要がある。中国政府は現在、原発の建設と運転の安全基準を引き上げるために、二つの重要な活動に取り組んでいる。原子力施設に対する総合的安全検査と原子力安全計画の策定がそれだ。この二つの活動は、将来の中国の原子力発電事業の発展にとって、重要な意味を持っている。

また次のように述べた。福島原発の事故は、中国を含む世界各国の原子力発電発展戦略に以下のような多くの教訓をもたらした。1、原子力安全の重要性についての認識を高めなければならない。2、安全基準を引き上げ、効果的かつ全面的に実行に移さなければならない。3、緊急対応のメカニズムを見直し、対応能力を強化しなければならない。4、原子力安全に対する監督管理を強化することが必要で、特に大きな権限を持つ監督管理機構を設立して、監督機構の完全な独立性、強力な技術スタッフ、揺るぎない技術的基盤、十分な資源を保証しなければならない。5、情報公開と市民への周知徹底を進めなければならない。6、国際協力を強化し、各国の経験と能力を共有しなければならない。

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