アジア安全保障会議(シャングリラ対話)に出席している中国の梁光烈国防相は5日会議で演説を行い、国際安全協力に関する四原則を発表しました。
この四原則は、第1に、相いに尊重し合って平等に対処し、互いの核心的利益と関心をよせる問題に注目すること。第2に、互いに理解し、信頼を強め、お互いの戦略を把握すること。第3に、互恵共栄、共通の利益のために助け合い、対抗的な同盟を締結しないこと。第4に、開放的かつ包容性のある、団結した協力を進め、世界各国がアジアの安全保障に貢献することを歓迎するというものです。
また、梁国防相は中国軍の国際協力についても触れ、「国際的な協力体制の形成を進めており、より多くの公共安全サービスを国際社会に提供し、各国が安全面での利益を分かち合うよう努力している」と強調しました。
「中国国際放送局 日本語版」より 2011年6月5日