外国メディア「騙し合いの日本政治劇」

外国メディア「騙し合いの日本政治劇」。 日本の政界はわずか数日の間に、一日に二転三転する、予測不能な騙し合いの大政治劇を演じた。まず野党が6月1日に与党民主党の菅直人政権に不信任案を提出し、翌日に採決されることになった。この時民主党の主要派閥の1つである小沢派は、菅首相が就任後に政治献金問題で小沢一郎氏を冷遇したことへの恨みから、鳩山派と手を組んで菅首相に辞任を要求…

タグ: 政治劇 菅首相 鳩山由紀夫 退陣 覚書

発信時間: 2011-06-09 17:18:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

鳩山氏は3日午前、テレビカメラの前で「政治家である以上、約束したことは守らなければならない。それができないのなら『ペテン師』だ」と強く批判。菅氏が首相の座に恋々として辞任を拒んだ場合、両院議員総会で代表解任決議案を提出し、退陣させる考えを表明した。

この件は鳩山氏の不注意に問題がある。菅首相と交した覚書は「震災復興と第2次補正予算にめどがついた後」とするだけで辞任の時期を明記していなかったため、原発の冷温停止状態まで任期を延ばす隙を与えてしまったのだ。

これまでの経歴を見ると菅首相は政治に強い抱負を抱いている。かつて自らを責めて剃髪し、僧侶になったこともある。政界入りした時は自らを強く律する人物だった。だがままならぬ世の中では、流れに乗らざるを得ないものだ。

日本では「平成になってからすでに15人も首相が代わっている。今回野党はまた首相を引きずり下ろそうとする一方で、自分は首相の座につこうとしない。なんという無責任なことか」との声が上がっている。与党内からも首相退陣を求める声が上がり、野党と手を組んだ倒閣の動きも起きたが、最後には首相に反撃され、党内が分裂する結果となった。

日本の首相が頻繁に代わるのは無論良いことではない。政治家が抱負を実現するには、十分な時間が必要だ。三日天下では業績は上げられない。

「人民網日本語版」2011年6月9日

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