◆震災で日本人はさらに敏感に
こうした感情的な憶測について、日本JCC新日本研究所の庚欣副所長は9日、日本の領土に対するこだわりには歴史に対するコンプレックスがある。日本は戦後、それまで得た多くの植民地を失い、北方領土まで持っていかれた。そのため自らの領土の損失は極めて大きいという思いがずっとあり、領土問題にかなり固執していると指摘する。
さらに日本は震災に遭い、自分が弱体化し、中等国家に落ちぶれるのを心配している。力をつける中国とは明らかに対照的で、余計に敏感になり、脅威や圧力を感じやすくなっている。
近年、中国海軍が公海である宮古海峡を通過する毎に、日本は「中国海軍が日本の領海を通過した」とでもいうような大きな反応を示している。
昨年4月、潜水艦2隻を含む中国海軍の艦艇10隻が宮古島沖の公海を通過した際、自衛隊の護衛艦が緊急出動し、中国の軍艦にかなり接近してきた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年6月14日