中国遠洋戦略 隣国が「不機嫌」でも二の足は踏まない

中国遠洋戦略 隣国が「不機嫌」でも二の足は踏まない。 中国海軍の艦隊が宮古海峡を通過して太平洋で遠洋訓練を行ったことが、日本のメディアの誇張報道で注目を集めている。中国と隣国の問題に関心を持つ世界各大手メディアは新たな証拠でも見つけたかのようだ…

タグ: 中国 遠洋戦略 周辺国 沖縄 太平洋 艦艇

発信時間: 2011-06-14 15:50:29 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

◆中国の政治的イメージ向上の必要性

AFP通信は9日、中国は今回の定期的な訓練は特定の国や目標に向けたものではないと強調しているが、中国の軍事的野心に対する隣国の憂慮は払拭されていないと伝えた。

実際、周辺国の懸念は一方的なものではない。英フィナンシャル・タイムズ紙は9日、「中国が世界一になった時」と題する評論を発表し、中国の経済力拡大による政治的問題を、隣国は最も心配していると言及した。

日本、韓国、オーストラリアは中国と経済や戦略的な利益上の対立があることに気づいた。この3カ国はいずれも経済では中国と、軍事では米国と関係が深い。アジアの同盟国は米国との関係を強めながらも、時間の推移とともに中国の経済力拡大による圧力が圧し掛かってきている。

発展する「漢字文化圏」にどう対応するか今アジアで最も熱く議論されている。シンガポール外務省のマブバニ前事務次官は、「1000年後、中国は依然としてアジアだが、100年後、米国がまだここにいるかはわからない」と述べた。

中国の海洋進出の過程は自国および世界に奉仕するプロセスであり、中国の拡張と遠洋建設は直接的には関係ない。しかし、このプロセスが他国に受け入れられるかという問題は確かに存在する。これは国力の急速な拡大に伴い、中国は政治的イメージを向上する必要性が出てきたことと、周辺国と西側の大国の間で政治的、軍事的意図の十分な相互理解がなされていないことと関係がある。

中国は遠洋に進出する一方で、国際的な相互理解を深める必要がある。こうした方面でするべき事はまだたくさん残っている。世界は中国海軍の遠洋進出に徐々に慣れていかなければならない。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年6月14日

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