胡錦濤国家主席は14日、タジキスタンのラフモン大統領とアスタナで会談し、両国関係その他の共通関心事について意見交換した。

　胡主席は「中国とタジキスタンの善隣友好協力関係は過去1年間にまた新たな進展を遂げた。両国はたゆまず政治的相互信頼を強化し、各分野の協力を拡大し、上海協力機構など多国間枠組みにおいて良好な協力を行っている。両国の実務協力は強い補完性を備え、大きな将来性がある。タジキスタン側と共に経済貿易、インフラ整備、採鉱、通信、農業分野の協力を深めたい」と述べた。

　ラフモン大統領は「タジキスタンにとって中国は信頼できる良きパートナー、良き隣人だ。タジキスタンは各分野で中国との友好協力の包括的な推進に尽力している。過去においても現在においても未来においても、対中関係はタジキスタン外交の優先事項だ。中国側と共に経済貿易、農業、交通分野の実務協力を強化し、両国関係を新たな水準へ高めていきたい」と表明。「1つの中国」政策を断固堅持し、分離独立派、宗教過激派、テロリストの「3つの勢力」への打撃を断固支持する方針を重ねて表明した。

　「人民網日本語版」2011年6月15日