胡錦濤国家主席は14日、イランのアフマディネジャド大統領とアスタナで会談し、新たな情勢下での両国関係の発展その他の重大な共通関心事について意見交換した。
胡主席は「中国とイランの国交樹立から今年で40周年になる。両国関係は国交樹立以来、特に近年来、双方の共同努力の下で健全かつ安定して発展してきた。双方はハイレベル交流を継続し、政治的相互信頼を強化し、実務協力を着実に進めている」と述べた。
アフマディネジャド大統領は「イランと中国の国交樹立から今年でちょうど40周年になる。これを契機に各分野の協力を強化し、両国関係を推進したい。中国側と共に努力して、経済貿易協力を強化し、人的・文化交流や両国民の往来を促し、国際・地域問題における意思疎通を強化し、世界と地域の安全・安定を促したい」と表明した。
イランの核問題について胡主席は「対話と交渉を通じた全面的かつ適切な解決の模索が、イランの原子力平和利用の権利を確保する根本的な道筋だ。これはイラン側の利益に合致するのみならず、中東地域の平和・安定の大局にも寄与する。イラン側が対話促進に寄与するあらゆるプラス要素を捉え、6カ国と早く対話を行い、かつ信頼構築に向けた具体的ステップを講じて、対話プロセスを促すことを希望する」と指摘した。
アフマディネジャド大統領は「イランは対話と協力を通じた問題解決を望んでおり、すでに6カ国との対話の準備も整っている。この件について中国側と意思疎通を保ちたい」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2011年6月15日