国連安保理は8日、独立した南スーダンに平和維持部隊を派遣する決議案を全会一致で採択した。
この決議案によると、国連南スーダン派遣団は、軍事要員7000人、警察など文民900人から構成され、任期を一年と暫定し、国連事務総長の南スーダン問題特別代表であるノルウェーのヒルデ・ジョンソン女史が団長と任命された。その役割は、南スーダン共和国の平和と安全を確立し、今後の建設と経済発展の基盤を作り上げることにある。
また、7月8日は国連スーダン派遣団の滞在最終日となったが、政府軍と反政府軍の武力衝突が南コルドファンで発生するなど、スーダン情勢がまだ不安定であるため、潘基文(パン・ギムン)国連事務総長は8日、スーダン派遣団の任期延長を再びスーダン政府に要請したということだ。
「中国国際放送局 日本語部」より 2011年7月9日