習近平国家副主席(中央軍事委員会副主席)は14日午後、韓国の金寛鎮国防相と人民大会堂で会談した。
習副主席は「国交樹立以来19年、両国関係は急速に発展し、政治、経済、貿易、文化、軍事など各分野の交流や協力は実り豊かな成果を上げた。新たな歴史的時期において、中韓双方は引き続き努力し、戦略的パートナーシップを不断に拡充し、相互理解と戦略的相互信頼を深めるべきだ。相互利益と共同発展の精神に基づき、両国民の根本的利益と地域の平和・安定に着眼して、実務交流・協力を深め、敏感な問題を適切に処理し、双方関係の健全で安定した発展を実現し、両国・両軍関係をさらに新たな段階へと押し上げていくべきだ」と述べた。
習副主席はまた「朝鮮半島の平和と安定は地域の安全に重大な影響をおよぼす。関係各国が平和・安定の大局を重視し、困難を克服し、対話や接触を維持し、協議を通じて各自の懸念を解決し、一歩一歩良い方向へ情勢を導くことを希望する」と表明した。
金国防相は「韓中両国の友好的交流は長い歴史を持つ。国交樹立以来、両国関係は急速に発展した。良好な韓中関係が双方の共通利益に合致することは実践によって証明されている。朝鮮半島問題において中国の果たしている建設的役割に感謝する。各分野で中国側との交流を強化し、両国の共同発展を促し、地域の平和と安定の維持に努めたい」と述べた。
「人民網日本語版」2011年7月15日