中国初の空母「ワリャーグ」の改修がまもなく完了する。香港の鳳凰衛視(フェニックス・テレビ)の董嘉耀記者が大連港に赴き、同空母を間近で観察した。空母は大連港の一番端に停泊し、いつでも進水できる状態だという。
董記者:わたしは今、大連に来ています。今日は特に大連は天気が良く、雲一つなく晴れ渡っています。そのためはっきりと空母が観察できます。私の最初の印象としては、空母はすでに準備を整え、出発を待つばかりのようですが、周囲の警備はそれほど厳重ではありません。空母には海軍の灰色の塗料が塗られ、現在停泊している港湾の埠頭では他の船の最も前方に空母を配置し、船首が内向き、船尾が外向きでいつでも出航できそうです。
空母の傍には海軍の補修船やボートなど多くの船が停泊し、船上で作業を行う技術スタッフを乗せた船が頻繁に往来しています。4本の大型クレーンによって次々と艦内に設備が運び込まれています。
大連の関係者によると、昼間だけでなく、夜間も明かりを灯して作業を進めているとのことです。間近で観察すると、艦橋或いは指揮塔上部のレーダー、さらに電子設備のすべての取り付けが完了している模様です。周辺の住民もかなり空母に関心を持っていますが、作業現場は特別な警備を行っていません。一般の市民も都市鉄道に乗って大連の造船所の埠頭を通過する際に簡単に空母を目にすることができます。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年7月19日