1941年末に大志ある男児たちが八路軍に加わり、抗日の新たな力となった。信じがたいことに、この中には1人の日本人兵士もいたのだ。彼が小林寛澄氏である。それまで彼は中国侵略旧日本軍の頑固な捕虜だったのだが、なぜ八路軍に参加することになったのだろうか。
小林寛澄氏は1941年に八路軍に参加し、1955年に帰国するまでの14年の間、ずっと自由に行動し、反戦宣伝のために多くの仕事を行い、中国で明るい道を見出した。しかし日本帰国後はずっと警察の監視を受け、85歳という高齢になってからやっと監視対象から除外された。68年前に自分が八路軍に参加した経歴について、90歳近くの小林氏は依然としてはっきりと覚えており、堂々と語ってくれた。
「人民網日本語版」2009年7月16日