中国海軍情報化専門家:安全と発展に空母必要
中国海軍情報化専門家:安全と発展に空母必要。 ワリャーグ」改造は中国の特色ある空母開発の道だ。廃棄された古い空母の改造から始め、導入、消化、再革新によって空母を開発する全行程が中国の特色ある空母開発の道だ。「ワリャーグ」改造は中国が空母開発の道を歩み始めたことを示している…
タグ： ワリャーグ 空母 海軍 情報化 安全
中国海軍情報化専門家諮問委員会の尹卓・主任は旧ソ連製空母｢ワリャーグ｣の改造は空母のなかった中国の歴史を変えるものだと強調し、中国の安全と発展に空母は必要として次のように語った。
▽「ワリャーグ」改造は中国の特色ある空母開発の道だ。廃棄された古い空母の改造から始め、導入、消化、再革新によって空母を開発する全行程が中国の特色ある空母開発の道だ。「ワリャーグ」改造は中国が空母開発の道を歩み始めたことを示している。
▽「ワリャーグ」が航海試験から戦闘力を形成するまでは長いプロセスとなるだろう。フランスは１９４６年に最初の空母を保有し、５６年になってはじめて整った艦隊としての作戦能力を備えた。空母完成から空母艦隊の作戦能力形成まで、すべての戦闘ケースの戦術訓練、技術訓練、特に艦載機のパイロットの訓練が必要で、１人のパイロットの陸上、海上訓練に３―４年かかる。同時に艦載機の機械技術者を含む数百人の艦載機支援大隊の要員と艦上要員の訓練も必要だ。このほか空母の夜間航行や複雑な気象条件などの訓練もあり、これには非常に多くの時間がかかる。「ワリャーグ」は科学研究テストや訓練のプラットホームであるだけだ。テスト、訓練から戦闘力形成までの過程は規定の手順に厳格に従って進め、科学的法則を順守しなければならない。飛躍的発展は不可能だ。
▽わが国の空母開発は歴史の必然だ。「ワリャーグ」改造は各国の軍隊整備の法則にかなっている。現在、中国海軍の海上防衛能力は使命履行の要請と大きな差があり、特に航空兵と水上艦艇の中長距離共同支援能力がまだ形成されておらず、海軍のアデン湾護衛航行やリビアからの中国人引き揚げなど実践行動の中でわかったように、海軍は国の安全と発展の利益をより一層守るため空母を必要としている。現在、国連安保理常任理事国の中で空母がないのは中国だけで、米国は１１の空母艦隊を保有し、６艦隊を太平洋に配備している。フランス、英国の空母艦隊も常にアジア太平洋地域で活動している。現在、中国周辺のインド、タイも空母を保有し、さらに建造を続けている。日本、韓国も航空機搭載艦（準空母）を保有し、さらに米Ｆ―３５Ｂ型艦載機を導入し、空母の戦闘能力を保有しようと計画している。
▽空母はすでに１００年の歴史があり、新しい装備ではない。中国の空母開発は他国の脅威になるものではなく、西側の大国は中国の空母開発の現実を受け入れ、慣れるべきだ。中国の防御的国防政策によって空母開発が変更されることはないし、中国の独立自主の平和外交政策によって空母開発が変更されることもない。われわれは調和の世界、調和の海洋の構築を提唱しており、空母開発は中国の戦略的チャンスをより一層守り、国の経済発展のため艦船の航行を守り、中国の特色ある平和的発展の道を歩むためのものだ。
（新華網日本語=中国通信社）より 2011年7月29日
「中国網日本語版（チャイナネット）」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで
コメント数:0最新コメント
一覧同コラムの最新記事
