AVIC、航空エンジン開発に100億元投資 ロシア依存脱却

AVIC、航空エンジン開発に100億元投資 ロシア依存脱却。 ロシアメディアによると、近代的な設計、再編、開発管理体系の欠如により、中国が生産する航空エンジンのタービン翼の品質と信頼性は依然として満足のいくものではないと研究者はいう。中国航空工業集団(AVIC)はすでにエンジン開発を強化、新型ジェットエンジンの開発に今後5年で100億元を投じる計画だ…

タグ: AVIC 航空 エンジン 開発 100億元 投資 ロシア

発信時間: 2011-07-29 11:14:51 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

資料写真:国産の大行航空エンジン

資料写真:国産の大行航空エンジン

ロシアメディアによると、近代的な設計、再編、開発管理体系の欠如により、中国が生産する航空エンジンのタービン翼の品質と信頼性は依然として満足のいくものではないと研究者はいう。中国航空工業集団(AVIC)はすでにエンジン開発を強化、新型ジェットエンジンの開発に今後5年で100億元を投じる計画だ。

ロシアは単純なエンジン供給者であることを望んでいない。ロシア国内の需要拡大と中国の国際競争力向上を考慮すると、中国がエンジンを単独で開発する重要性は増している。ロシアのエンジン輸出政策に変化が生じれば、中国空軍の殲-10、殲-15、殲-20といった戦闘機計画の発展に支障をきたす恐れがある。殲-20は中国が独自に開発した第5世代戦闘機だが、モスクワは最新型の117S型エンジンを同機に提供するつもりはないようだ。

米研究者によると、中国が近代的なエンジンの生産技術を掌握するには、少なくともあと2、3年はかかるとし、次世代戦闘機に搭載する高性能タービンエンジンの量産にはさらに5~10年かかるという。中国が米国の20年前のレベルに達し、第4世代エンジンの生産技術を掌握した場合、それは中国にとってかなり重要な意義があると研究者は指摘する。中国にとっては、先進的なジェットエンジンの大規模な生産ができなければ、それは航空宇宙産業の重大な欠陥ともいえる。AVICが新型エンジンの開発に成功すれば、中国陸海軍の兵器システムがその恩恵を受けることになるだろう。

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