◇空母の艦名は「天津」?
中国1番艦の「ワリャク」の新しい艦名が今年に入ってからずっと騒がれてきた。「毛沢東」、「鄧小平」、「孫中山」、「施琅」、「北京」はいずれもインターネット上で最も人気の高いが、実際にどんな艦名がつけられるかいまだに謎だ。「海軍艦艇命名条例」と海軍専門家の発言をまとめると、これらの名前はすべて排除され、「天津」と名付けられる可能性が高いことがわかる。「法制晩報」が伝えた。
◇直轄市の名前になる可能性大
軍事専門家の李傑氏は「海軍は伝統的に山の名前を艦艇につけることが多い。ただ大きな、有名な山はすでに全部使われてしまった。そのため山の可能性は低い。河の名前もあり得るが、『長江号』といった名前は気概が足りない。最初、『毛沢東号』や『孫中山号』という声もあったが、その可能性もあるが、おそらくその可能性は低い」と指摘。
さらに李氏は、直轄市の名前をつける可能性があるあることを明かし、「それも一つの選択肢であって、今はまだ決まっていない」と話した。
李氏の発言から、4つの直轄市の中で、天津は中国近代海軍と密接な関係があることに記者は気づいた。清朝の北洋海軍は清朝後期に編成された初の近代的な海軍艦隊で、天津はその北洋艦隊の基地だった。その主力艦艇「定遠」、「鎮遠」、「済遠」はいずれも天津の大沽で引き渡された。
◇艦名には「規定」がある