中国の改革の方向性を決定する「四大歴史遺産」

中国の改革の方向性を決定する「四大歴史遺産」。 香港の英字紙サウスチャイナ・モーニングポストは12日、王コウ武・シンガポール国立大学東アジア研究所所長(元香港大学副総長)による「チャイニーズ・ウェイ」と題する論文を掲載した…

タグ: 中国 改革 方向性 決定 歴史遺産

発信時間: 2011-08-17 13:12:53 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

香港の英字紙サウスチャイナ・モーニングポストは12日、王コウ武・シンガポール国立大学東アジア研究所所長(元香港大学副総長)による「チャイニーズ・ウェイ」と題する論文を掲載した。内容は以下の通り。

1978年以来の中国の経済改革は歴史上前例のないものだ。過ちはあったものの、中国が例外的な方法で大規模な経済改革に成功したことは誰にも否定できない。

現在に至るまで中国は改革において他民族のモデルを踏襲せずにきた。では、現在の状況およびガバナンス改革の方向性を検討するにあたり、中国人はどんな歴史的力の助けを借りるべきなのだろうか?注意を引く点が一つある。彼らが習得した、または取り組んでいる歴史的遺産は1つではなく、少なくとも4つある。過去から学んだものと将来の状況との折り合いをどうつけるかが、今後必要な改革を決定し、改革の成功にとって極めて重要な機関の取り組みを決定すると見られる。

第1の遺産はトウ小平が自ら決定した原則、すなわち「世界経済に扉を開くことに力を集中し、世界経済の方法論を習得する」「中国の差し迫った必要に先進技術を適合させるが、国の統治体制はできるだけ保持する」である。多くの人々は「中国はすでにこれらを十分に成し遂げた。今は新たなビジョンを必要としている」と考えている。

第2の遺産は革命の苦い成果に由来するもので、内戦、外敵の侵入、超大国の威嚇、激しい自己再生の段階で得た経験や教訓が含まれる。革命の結果、中国共産党の主導する、長年の試練に耐える政治体制が誕生した。この体制は変革を恐れないが、その変革の目的は自らをさらに強大にするためだけである。この政権は統一された、繁栄する中国の建設のために常にしっかりと準備し その使命を達成しなければならないと信じている。この体制は最初はマルクスとレーニンに啓発されたが、毛沢東による革新である本土化と民族主義は今も残している。

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