国連安全保障理事会傘下のリビア制裁委員会は先日、関係国の要請を受け、リビアの在外資産の凍結解除を全会一致で決定した。その一方で、リビア「国民評議会」のジャリル議長が「中国が凍結解除を『妨害』している。中国側の立場を理解するため、接触を行った」と述べたとの報道がある。
中国外交部の姜瑜報道官は5日の定例会見で、この疑問について「中国側にはリビア資産の凍結解除について原則的に困難はない。リビア人民に対して責任をもつ精神に基づき、中国および安保理の一部構成国は資金の用途と監視システムの一層の明確化を要請した。この要請は関係国が補足情報を提出した後、制裁委員会で全会一致で認められた。中国もこれに加わった」と明確に回答した。
「人民網日本語版」2011年9月6日