日本政府は沖縄与那国島に沿岸監視部隊を配備する方針で、防衛省はまだ石垣島と宮古島の自衛隊増派を検討している。これについて中国国防部のスポークスマンは先週、中国政府の立場を再度表明、西南諸島の軍事力増強の真の意図について説明し、歴史を戒めとし慎重に事を行うよう日本側に呼びかけた。ところが日本はすでに「防衛計画の大綱」に従い、徐々に西南諸島地域への防衛強化を図っている。中国国際放送局のウエブサイト『国際在線』が伝えた。
◇配備調整
防衛省は南西諸島の警戒監視機能を強化するため、航空自衛隊那覇基地の戦闘機を現行の約20機から約30機に増強し、1飛行隊から2飛行隊体制に改編する方向で検討している。このほかに沖縄那覇市の陸上自衛隊第一混成団を旅団に昇格し、部隊規模を1800人を2100人に増強した。この旅団から与那国島に駐屯する隊員が派遣される。
防衛省は与那国島西端の15~20ヘクタールの土地を購入して軍事基地を建設する方針で、基地にはヘリコプター駐機場などが設けられる予定。「航空自衛隊那覇基地宮古島分屯基地」をすでに昨年宮古島に建設。同基地は日本の西南海域最大の無線偵察基地である。その補充・強化策として防衛省はさらに九州と沖縄の移動式レーダーを装備する部隊を与那国島基地に配備し、光学機器などで東中国海海域を航行する外国船を監視する計画だ。
◇兵器装備の技術向上