◇兵器装備の技術向上
資料写真
自衛隊はすでに那覇基地のF-4戦闘機を高性能なF-15戦闘機に切り替え、西南諸島空域の防衛を強化。同地域の監視・偵察を増強するため、宮古島などの西南諸島に高性能な三次元座標レーダーを配備、その探知距離は対空警戒レーダーの次ぎ、比較的高い干渉防止能力をもつ。
また日本は今年、新型哨戒機P-1を米国の対潜哨戒機P-3Cの代わりに配備する。P-1は日本が独自に開発した光波距離計と赤外線深海探査艇を搭載、その作戦範囲は2000キロメートル以上と中国の長江デルタ経済区をほぼカバーしており、東中国海の開発や釣魚島(日本名・尖閣諸島)の大きな脅威となるに違いない。
防衛省が西南諸島の軍事力を強化する一方で、野田佳彦新首相はアジアの国とはウィンウィンの関係、隣国とは安定した関係を築きたいと表明。一方では強硬な態度、もう一方では柔軟な態度と行動に矛盾がある。これでどうやって周辺諸国に信用しろというのか?だから西南諸島の軍事力強化の真の意図について、中国軍当局は日本に説明を求めるわけだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年9月6日