「台湾関係法」は中米関係の健全な発展を妨げるがんだ。このがんを摘出しなければ、台湾への武器売却をめぐる繰り返しが止むことはない。ワシントンにこのがんを摘出する勇気がなく、その悪性転移を抑制しようとすらしないのは遺憾である。現在、米連邦議会の狂人たちはなんとこのがんの強化、拡大を目指しわめいている。これは中米関係の発展の方向と中米両国の共通利益に背離する、正義にもとり時勢に逆行する行為に他ならない。
中米関係が今日の水準にまで達したのは得難いことだ。これを双方が一層大切にし、全力で守ることが必要だ。大局を顧みない、見識の狭い一部議員の行動によって最終的に損なわれるのは、米国自身の利益だ。考えてもみよ。こうした議員の狂った考えの通りになれば、中米関係はどのような状態に陥るだろうか?世界はどのような衝撃をこうむるだろうか?
このような思い上がった議員のいることが、米国政治の悲哀だ。ワシントンがこうした者が飛びはねる舞台を提供しても良いが、今日の中米関係の大舞台に彼らの居場所はない。「冷戦思考」や「覇権の夢」は、頭を出した途端に痛撃を与えねばならない。歴史の逆行を望む者がいても良いが、そのためにどれほど深刻な代償を払うことになるかをよく考えねばならない。
どの国も他国が自国の核心的利益をみだりに損なうことを許しはしない。中国も自国の核心的利益について明確な境界線を引いている。頭のぼうっとした米国の議員たちに一言ご忠告申し上げる。「やりすぎるな。度を過ぎた火遊びはするな」。
「人民網日本語版」より2011年9月13日