多くの外国メディア、専門家及び政府高官はこのほど、中国が発表した「平和発展」白書に注目し、「平和の発展を図る中国国民の決心を表し、中国の国家利益も表明された」と評価した。
ロシアのタス通信は白書の内容を引用し、「国防の近代化を推進することは、中国国家安全にとって合理的な需要となっており、中国が平和の発展を実現するための重要な保障でもある。国家の主権と安全、領土保全、発展における利益などを確保することは中国軍隊の近代化の根本的な利益である。中国はいかなる国とも軍事競争を起こさないし、他の国への脅威にならない」と指摘した。
フランスのAFP通信は、中国中央対外弁公室政策研究局の王亜軍局長の話を引用し、「白書の発行は中国が対外拡張と侵略の道、あるいは戦争の道を歩まないことを、各国の人々に信じさせ、他の国からの攻撃を受けた場合を除いて、他の国を攻撃しないという中国の立場を言明するためだ」と示しました。
シンガポール国立大学の学者も「白書の発表は、中国核心利益への懸念を解消させ、中国の立場に対する誤解を回避できる」と評価した。
この他、韓国の聯合ニュースやシンガポールの新聞紙「聯合早報」などのメディアも、この白書が、平和の発展を図る中国の立場を言明した点を評価した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年9月11日