外交部の定例会見で20日、洪磊報道官が記者の質問に答えた。
記者:報道によると、日本の三菱重工が最近、ハッカー攻撃を受け、攻撃は中国からの可能性があるとする人がいるが、中国のコメントは。
洪磊報道官:現在、インターネットのセキュリティー問題はますます目立ち、各国が広く関心を寄せている。中国政府はハッカー攻撃に一貫して反対しており、厳重に禁止する法律があり、刑法に従い、刑事責任を追及している。指摘したい点は中国も海外からのハッカー攻撃の主要な被害国であることで、中国国家インターネット緊急対応センターの集計データでは今年上半期に中国本土でコンピューターウイルスのトロイやボットに感染したホストコンピューターは456万台に上り、これらは海外の3万近いサーバーから侵入され、制御されていた。従って、中国をハッカー攻撃の策源地として非難することには根拠がなく、またネットセキュリティー分野の国際協力にマイナスである。強調したい点は、中国政府は各国と積極的に協力し、ハッカー攻撃を含めネット犯罪活動を取り締まることを願っていることだ。
「新華網日本語」より 2011年9月21日