米海軍高官、中国国産空母の進捗状況を疑問視

米海軍高官、中国国産空母の進捗状況を疑問視。 過去のどの時期よりも急速な中国軍の発展に、米国とアジアの同盟国は懸念を抱いている。だが米国防総省にとってこれは、議会による一層の国防費削減を阻止する助けにもなる。解放軍の発展のスピードは米国の予想を超えているが、国防総省内部は依然、通常戦力は非常に後れていると考えている。中国初の空母「ワリャーク」が7月に試験航行を開始した。中国が他に国産空母2隻を建造中と消息筋は指摘するが、米軍はこの情報は正確でないと考えている…

タグ: 中国軍,米国,空母

発信時間: 2011-10-17 14:34:17 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

過去のどの時期よりも急速な中国軍の発展に、米国とアジアの同盟国は懸念を抱いている。だが米国防総省にとってこれは、議会による一層の国防費削減を阻止する助けにもなる。解放軍の発展のスピードは米国の予想を超えているが、国防総省内部は依然、通常戦力は非常に後れていると考えている。中国初の空母「ワリャーク」が7月に試験航行を開始した。中国が他に国産空母2隻を建造中と消息筋は指摘するが、米軍はこの情報は正確でないと考えている。インド紙ヒンドスタン・タイムズの報道を「環球網」が転載した。

ロバート・ウィラード米太平洋艦隊司令官はロイター通信の取材に「中国は国産空母の初期作業を進めているが、『すでにキールが完成』と言うのは時期尚早だ」と指摘。「人々が目にしたことがあり、正確に議論している空母は停泊を続けるワリャークのみだ。改装されたこの空母はまだ完全な戦闘能力を持たない」と述べた。中国は国連安保理常任理事国の中で最後に空母を保有した国だが、米国防総省は艦載機の有効な配備にはまだ長い時間が必要と見ている。

米国防総省は議会に提出した評価報告で、ブラジル海軍が中国の空母訓練に協力していることを取り上げる一方で、「この分野でのブラジルの能力は限られている上、自国の空母プロジェクトも大量の問題を抱えており、中国の空母発展を後押しする効果は大きくない」と指摘している。ステルス戦闘機「殲20」の発展にも疑問の声が上がっている。ゲーツ前国防長官が今年1月に訪中した際に殲20の初飛行が行われた。米国防総省は関心を表明したものの、有効な戦闘能力の獲得は2018年まで待たねばならないと見ている。ステルス能力を疑う声も上がっている。「殲20の試験飛行はステルス設計の採用を証明しただけであり、本当にレーダー探知を回避できるかはなお疑問だ」と消息筋は指摘する。米国防総省の報告書は「中国は殲20の量産方面でも壁に直面している。高性能ジェットエンジンの量産能力の掌握がその1つだ」としている。

「人民網日本語版」2011年10月17日

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