キッシンジャー元米国務長官は17日夜、米中関係全国委員会設立45周年晩餐会で「世界経済が落ち込み、米国経済も回復力を欠く中、米中はなおさらに協力を深め、相互信頼を強化し、難局を共に克服すべきだ」と述べた。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
キッシンジャー氏は「ニクソン大統領の初訪中以来、歴代米政権はいずれも中国との協力を追求してきた。これは米中協力が一貫した政策であることを物語っている」と指摘。「米中関係は現在の世界において最も重要な二国間関係であり、世界の未来を決定する。米中は引き続き協力の理念を継承し、小異を残して大同につき、世界の平和と安定に貢献すべきだ」と述べた。
米中関係全国委員会のオーリンス会長は式辞で「米国経済が困難な時期にある中、一部の政客は米国の高い失業率を中国のせいにし、中国が米国にもたらした生産力の向上や技術革新を軽視している。これらの試練を前に、協力してのみ米中両国民に利益をもたらすことができる」と述べた。
「人民網日本語版」2011年10月20日