リビアの国民評議会は20日に、リビアの最高指導者だったムアマル・カダフィ大佐の死亡とカダフィ派の最後の拠点であるシルトの制圧を発表した。これを受けて、国際社会は相次いでリビアが平和を迎えるよう期待する意向を表明している。そのうえで、国民評議会に対し平和プロセスを推進し、民主政権の設立に努めるよう求めた。
外交部の姜瑜報道官は21日に北京で、「中国はリビアが国家の統一と民族の団結を維持することを希望する」と述べたうえで、中国が今後もリビア人民による安定の回復と国家の再建を支持していく考えであることを示した。
また姜瑜報道官は「中国は一貫してリビアの独立、主権と領土保全を尊重し、アラビア国家とアフリカ国家の要望と関心に耳を傾けるという角度から問題を捉えている。リビア人民の自主的な選択と問題解決における国民評議会の重要な役割と地位を尊重している」と強調した。
「中国国際放送局 日本語版」より 2011年10月22日