国防部は26日、北京で定例記者会見を行い、楊宇軍報道官が日本の艦艇や航空機による中国に対する頻繁偵察について記者の質問に答えた。
楊宇軍報道官は、「日本の艦艇や航空機の中国に対する頻繁な偵察は、中国の安全面における利益を損ね、軍事訓練を妨害し、艦艇や航空機の安全を脅かし、中日の海上・空中の安全問題を誘発する行為だ」と述べた。
日本の自衛隊の艦艇や航空機は近年、東中国海において中国に対する偵察活動を強化している。統計によると、今年1月から9月までに自衛隊機が中国近海で行った偵察の回数は前年同期より44%増加した。
「中国は、日本側が責任ある態度で海上・空中での事故や不足な事態の発生を回避、防止するための有効な措置を講じることを望んでいる」と、楊宇軍報道官は語った。
あるメディアの報道によると、日本の防衛省の統計では、今年4月から9月に領空侵犯の恐れのある外国機に対して実施した航空自衛隊機の「緊急発進」は203回に上った。そのうち、ロシア機に対してが106回、中国機に対してが83回となっている。また報道は、中国機に対する「緊急発進」の回数は前年同期の2.5倍に増えたが、中国機が日本の領空を侵したことはないと伝えた。
楊宇軍報道官は、「中国軍機の飛行活動は国際法に完全に合致している」と主張した。