胡錦涛国家主席は27日、フランスのサルコジ大統領と電話会談した。
サルコジ大統領は胡主席に先日行われたEU首脳会議の様子やEUの債務危機対策について説明し、EUがプラスの方向へ邁進することを約束した。
胡主席は「EU首脳会議で新たな対応措置や構想が打ち出されたことで、債務問題の解決に向けて団結・協力するとの欧州の意志がはっきりと示された。これらの措置が欧州の金融市場の安定、目下の困難の克服、経済回復・発展の促進に資することを希望する」と述べた。
両首脳は、間もなくカンヌで開催される20カ国・地域(G20)首脳会議について意見交換。胡主席は「G20はすでに世界経済ガバナンスの重要な場になっている。G20が引き続き共に困難を乗り越える、協力共栄の精神に基づき、首脳会議を通じて国際社会に『成長確保、安定促進』の強力なメッセージを伝え、引き続き世界経済の力強く、持続可能な、バランスある成長を促すことを希望する。最も重要なのは力強い成長の確保だ。中国は各構成国と共に、今回の会議を団結・成功・ウィンウィンの会議にしていきたい」と述べた。サルコジ大統領は「首脳会議で各国が共同で措置を講じ、世界経済の成長を確保することを希望する」と述べた。
「人民網日本語版」2011年10月28日