メコン川中国人船員殺害事件の処理に当たる中国政府が派遣した活動チームは29日午前、チェンライでタイのチャルーム・ユーバムルン副首相と会談し、「タイ政府は事件の調査に努め、法に基づき、メコン川で中国人船員を殺害した犯人を厳しく罰するよう」求めた。
中国政府活動チームの郭少春チーム長は席上、タイ側が事件の解明に払った努力を評価した上で、「今後の調査を全力で進め、法により、犯人を厳罰するとともに、事件の善後処理に協力してくれるよう期待している」と語った。
これに対して、チャルーム・ユーバムルン副首相は「タイ政府は中国との関係を重視しており、この事件の調査・処理にも注目している。今後事件の早期解明と犯人の処罰、事件の善後処理などに協力を惜しまない」との考えを示した。
「中国国際放送局 日本語版」より 2011年10月30日