外国メディアによると韓国で8日、済州島の軍事基地建設に反対した市民4人が逮捕された。市民らは基地が最終的に米国が中国に対抗するための陣地となり、中韓関係の友好的発展が阻害されることを心配している。
韓国政府は地元住民の反対を顧みず、今年1月に総額9億7000万ドルを投じて軍事基地の建設を開始した。韓国国防相は基地は朝鮮をにらみ、海上輸送の安全を確保するためのものであり、地元経済も潤すとする一方、米軍艦艇が自由に寄港できることも認めている。
基地が米国が中国を監視するための前線陣地となり、必要時には米軍の兵士や武器が配備されるとの見方も多い。
韓国の専門家は「基地は中国大陸から300マイルも離れておらず、米軍にとってはまさに夢にまで願った場所だ」として、1年または5年以内に米海軍の新たな「新居」になるとの見方を示している。
「人民網日本語版」2011年11月10日