21カ国・地域が参加するアジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議の本格討議が現地時間13日(日本時間14日)、米ハワイ州ホノルルで行われた。中国の胡錦涛国家主席が出席し、重要演説を行った。中国国営の新華社通信(電子版)が伝えた。
胡錦涛主席は、世界とアジア太平洋を取り巻く情勢について中国の立場を表明。世界経済ガバナンスの強化や経済発展パターンの転換、経済のグローバル化や地域統合の推進を呼びかけると同時に、貿易自由化や投資利便化、グリーン成長、経済の構造改革、規制協力などについても言及した。
今回の会議は「緊密に結び付く地域経済」をテーマに、アジア太平洋地域の経済成長、地域統合の強化、グリーン成長、エネルギー安全保障、規制協力などの議題をめぐって討議。全21カ国・地域全域を自由貿易圏とする構想の具体化に向けた地域協力を推進するとした「ホノルル宣言」を採択し、閉幕した。
「人民網日本語版」2011年11月14日