(3)共通認識を深め、経済グローバル化と地域経済統合を引き続き推進する。経済グローバル化を引き続き推進し、既存の約束を的確に履行する。新たな保護貿易主義的措置は取らず、各種形式の保護主義に断固反対し、共同で阻止し、バランスある、あまねく利益の及ぶ、ウィンウィンの多角的貿易体制の構築を推進し、貿易と投資の自由化によるメリットを各国民が共に享受できるようにする。アジア太平洋地域の貿易と投資の自由化・円滑化を積極的に推進し、アジア太平経済の持続可能な回復・発展に活力と原動力を与える。
胡主席は「アジア太平洋地域における最も重要な経済協力枠組みであるAPECは、国際経済の発展や貿易・投資の新たな情勢に基づき、加盟国の経済成長パターンの転換と地域経済統合の促進において特別な役割を発揮すべきだ」と指摘。(1)貿易と投資の自由化・円滑化の全面的な推進(2)アジア太平洋地域のグリーン成長の深化(3)経済構造改革と制度協力の強化----の3点を挙げた。
胡主席はまた「中国にとって今年はWTO加盟10周年、APEC加盟20周年にあたる。過去20年来、中国は開放の水準を不断に高め、開放の程度を日増しに深めてきた。貿易と双方向投資は急速に成長し、開放型経済は全面的に発展し、世界の他の国々・地域との結びつきは日増しに緊密化した。こうして中国と世界のウィンウィンが実現し、中国は世界で最も開かれた市場の1つとなった。世界と地域の貿易プロセスへの中国の参与の実践は、対外開放と国内改革・発展を結びつけ、世界の貿易と投資の自由化・円滑化プロセスに参与し、推進して初めて、自国経済の発展と世界経済の発展が融合する互恵・ウィンウィンを実現できることを証明している」と指摘した。
その後、胡主席はオバマ大統領主催の各国首脳のワーキングランチに出席し、記念撮影にも参加した。会議は首脳宣言を採択。次回首脳会議はロシアで開催される。
「人民網日本語版」2011年11月15日