中国の各省(自治区)の党代表大会が相次いで終了し、任期満了に伴う新たな党委員会指導グループの顔ぶれも続々と明らかになっている。すでに党委員会の再編を終えた地方の多くが「書記1人、副書記2人」体制をとる中、西蔵(チベット)自治区と新疆ウイグル自治区はやや様相が異なることに記者は注目した。
「書記1人、副書記2人」体制は2006年から2007年にかけて行われた前回の省級党委員会の一斉再編で主流となった。西蔵自治区と新疆ウイグル自治区の副書記4人、内蒙古自治区の副書記3人だけが例外だ。
今回の一斉再編でも「書記1人、副書記2人」体制が主流だ。現在までに遼寧省、河南省、江西省、安徽省、新彊ウイグル自治区、山西省、江蘇省、内蒙古自治区、広西チワン族自治区、西蔵自治区、福建省が党委員会指導グループの再編を完了。このうち副書記4人の西蔵、同3人の新疆以外は、内蒙古を含む全ての地方が副書記2人体制を採用している。また、他の全ての地方が常務委員13人体制を採用する中、西蔵と新疆だけは15人体制を採用している。
人民網日本語版」2011年11月23日