◇首脳会談の議題固め
中国社会科学院日本研究所外交研究室の呂輝東主任は取材に対し、「玄葉光一郎外相の今回の訪中は、主に両国首脳会談の議題を固めることが目的で、両国の戦略的互恵関係を推進するための具体的な方法がその重点となる」と述べた。
日本の東海大学の葉千栄教授は、玄葉外相が訪中時に持ってきた課題リストは、野田政府の願いを直接反映していると話す。
呂輝東氏によると、野田首相は就任後に中国との関係を強化したい考えを示したが、日本の新政府の対中政策はまだ明らかにされておらず、首相の訪中を通して中日両国は二国関係の目標を定めると見られる。
中国社会科学院日本研究所の高洪副所長は、「野田新政権は中国との関係において、米国やその他の国と連携する姿勢を見せながらも、中国との関係のいわゆる大局と長期的な利益を考慮、配慮しないわけにもいかない状況だ。野田首相の訪中は今後の両国関係の発展に深く、長期的な影響を与えることになるだろう」との見解を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年11月25日