昨年に続き、日本の週刊文春が調査した「女に嫌われる女」のランキングで、今年も中国系議員の蓮舫氏が上位に入った。それによると、蓮舫氏が嫌われる理由は、「表情が冷たく、公の場でいつも顔がこわばっている」や「発言が激しい、女性らしくない」といったものだった。こうした回答の裏側にはもっと何か深い理由が隠れているようだ。
確かに民主党議員としてメディアに姿を現すようになってからずっと蓮舫氏は普通の女性とは違った厳しい顔つきや人をたじろがせる強い態度を示してきた。内閣に入閣し、行政改革担当大臣に就任後も、その厳格迅速に事を進める態度はまったく変わることがなかった。官僚の巨額の献金受け取りを徹底調査、「ムダの温床」になっている「特別会計」の事業仕分けを行うなど、利益を得ていたグループの機嫌を損ね、一部の人間の「資金源」が断たれ、恨みを買うことになった。
日本は男権中心に成立した社会で、「男性が外、女性は内」という考えが深く根付いている。こうした社会システムの中では、女性は男性の引き立て役で、男性の陰で、男性に尽くすのが当然とされる。しかし蓮舫氏の高い人気は、日本の男権社会に大きな挑戦を挑み、日本の男性に刺激を与えた。
こうした状況にあって、彼女は人から目をつけられる対象となった。彼女が日本のスーパーコンピュータの開発費に疑問をもつと、「芸能人出身の議員が事業仕分けでとやかくいう」と批難され、国会議事堂でファッション誌の写真撮影をすると、口頭による注意を受けた。政党争いで企業家からの政治献金を受け取ったと報じられ、最近ではブータン国王夫妻歓迎の晩餐会で携帯電話をかけようとしていたとメディアが騒ぎ立てた。