11月5日時点で大手・新浪ミニブログの政府系アカウント数は1万8694。内訳は政府機関が1万23、公務員が8671で、現在も増え続けている。
政府21機関のミニブログを集めた「北京報道発表ホール」開設後、北京市政府新聞弁公室の王恵主任は「3分間の熱意では決して終らない」「声を発しないミニブログの存在は断じて認めない」「幽霊アカウントもパフォーマンスも認めない」と表明した。
これら21機関は確かに声を発してはいるが、多くは更新が遅く、数日に1回しか発信しないものもあり、発表内容はすでに古いものだったり、ウェブ上の報道の短縮版だったりする。記者がミニブログの「@機能」を使って21機関に質問してみたところ、3日以内に返答があったのは商務委員会、統計局、西城区政府新聞弁公室だけで、ダイレクト・メッセージ機能を全く使っていない機関もあった。
人民網が8月に発表した「政府系機関ミニブログ・トップ10」は、7つが公安のミニブログだった。他の多くの政府系ミニブログは情報が少ない、更新が遅い、交流に欠ける、役人口調などの問題を抱えている。
人民網民情モニタリング室が8月に発表した報告によると、政府系ミニブログは「つぶやき」数100件以下が60%を占め、500件以上は8%しかなかった。あるメディアの調査では、ネットユーザーの半数近くが政府系ウェブサイトやミニブログは形式的過ぎると感じている。「政府系ミニブログは『認知症』を患っており、『目が見えず』『耳も聞こえず』、独り言を言っている」と遠慮なく指摘する専門家もいる。
「人民網日本語版」2011年12月6日