中国の何亜非・駐ジュネーブ国連大使は5日、ジュネーブのパレ・デ・ナシオンで始まった「生物兵器禁止条約」第7回審議会に出席し、国際社会は同条約が一層の役割を発揮するよう促すべきだと表明した。
何大使は「現在、生物兵器禁止条約は全般的に良好に執行されているが、生物テロ、バイオセーフティ、伝染病の大規模な流行など非従来型の安全上の試練にも直面している。新たな情勢の下、国際社会は多国間主義を堅持し、国際協力を強化すべきだ。生物兵器の脅威の除去、生物兵器の拡散防止、バイオテクノロジーの平和利用の促進の分野で条約が一層の役割を発揮するよう促すべきだ」と述べた。
生物兵器禁止条約は1975年に発効し、現在までに165カ国が締約。中国は1984年に加入した。
「人民網日本語版」2011年12月6日