カナダのジョン・ベアード外相は、8日カナダ・オタワで日本が表明した捕虜に対する謝罪表明を歓迎し、両国にとって戦争の傷を癒し、カナダと日本の両国関係の発展を助けるものと声明を発表した。
8日、日本の外務省の加藤外務大臣政務官は、日本・東京で開催されたある記念式典で日本政府を代表して第二次世界大戦中のカナダ人捕虜の虐待について謝罪声明を表明した。
カナダ政府を代表してこの式典に参加していた、カナダの退役軍人会事務局長のスティーブン・ブラウニー氏は、カナダが日本の謝罪を受け入れたのは、すべての捕虜が当時受けた虐待を認め、戦争捕虜の犠牲とその勇敢さを認めたということだと語った。
1941年12月8日から25日の17日間、当時の同盟国軍は香港を日本軍から守るために戦った。カナダからはおよそ1975人の軍人が参戦し、290人が戦死し、残りは捕虜となった。その後、カナダ人捕虜たちは香港と日本で監禁され、連日、日本軍により残酷な虐待を受けた。1945年8月15日、日本軍の敗戦までに267人が虐待により死亡している。ブラウニー氏率いるカナダ人の香港戦退役軍人代表団は日本で謝罪を受けたほか、横浜でイギリス連邦の共同墓地に眠るカナダ軍兵士に花を手向けた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年12月9日